コーヒーをいれる道具として使われている『サイフォン』
最近では、紅茶をサイフォンでいれるカフェもあるそうです
そこで今回は、実際にサイフォンで紅茶をいれてみました
ちなみに今回は2人用サイフォンを使いましたサイフォンってなに?
19世紀にヨーロッパで作られた『サイフォン』
上記画像のように大きく分けて3つの器具でできています
- ロート
- フラスコ(フラスコを支えるスタンド)
- 加熱器具
【サイフォンコーヒーの仕組み】
フラスコにいれた水を火にかけることで
温められたお湯が気圧の膨張によってロートにのぼります
その熱いお湯が、コーヒー豆を浸して抽出する仕組みになっています
※抽出する方法から 浸漬法 と呼ばれることも
サイフォンは紅茶に最適!?
そもそもサイフォンは紅茶をいれるのに適しているのでしょうか?
【サイフォンの仕組みはポットの紅茶と同じ】
紅茶は、先ほど紹介したサイフォンの仕組み同様
浸漬法(茶葉をお湯に浸す)で抽出します
【サイフォンの温度は紅茶に最適】
紅茶の成分が最もよく出るのは95℃前後(沸騰直後のお湯)
サイフォンは加熱しながら抽出するため「ロート(茶葉をいれる部分)」のお湯は90℃弱をキープしています
ポットの場合お湯が冷めていきますが、サイフォンはそれを回避できます
サイフォン紅茶の魅力/難点
魅力
- 高い温度で紅茶をいれることができる(成分をしっかり引き出せる)
- オシャレ ポットよりも映える
難点
- 抽出や温度管理が面倒(慣れが必要)
- 準備/片付けがポットより面倒
以上がサイフォン紅茶の魅力/難点です
一長一短ありますので、好みに合わせて試してみてはいかがでしょうか?
サイフォンで紅茶をいれる方法
それでは、実際に紅茶をいれていきます
まずは準備です
【道具/準備】
- サイフォン
- ヘラ(攪拌用)
- 新しい(紅茶用)ネルフィルター
- 茶葉(1杯2,3g)
※注意
普段コーヒーで使っているネルフィルターは使わないでください!
コーヒーの香り/成分がしみ込んでいる為、紅茶の風味に影響があります
【サイフォン紅茶のいれかた】
- フラスコに水(お湯推奨)をいれる
沸騰を早めるためにお湯がおススメ - 火をつけて、泡が出てきたらロートを指す
泡は沸騰してきた合図です - 水が上がってきたら、ヘラで撹拌
軽く混ぜます - 蓋をして蒸らす(2~3分)
熱くなりすぎたと感じた際は、火を弱める/少しずらす
指し水をするなどで対処すればOK!
※外すときは気を付けて! 本気で熱いです - 火を消して、フラスコに紅茶が落ちるのを待つ
熱すぎると、渋みが出たり風味が飛びやすくなるので注意!
つねに、熱いお湯で抽出するため
抽出時間は普段のポットの時よりも短くしたほうがいいです!
まとめ
- サイフォンの抽出方法(浸漬法)は紅茶と同じ
- 紅茶の成分がよく出る温度をキープできる
- ポットよりもオシャレ
- 準備/片付けが面倒
- いれ方は練習が必要!
今回はサイフォンの紅茶について紹介しましたが、いかがでしたか?
普段とは、すこし変わった紅茶を楽しむことができるかもしれません
今回使った道具はこんな感じです 参考になれば幸いです